TOKYO QUIZ GAKUEN

学園TOP / 問題集① / 問題集② / 問題集③ / 資料集 / クイズを学ぶ理由とメリット / クイズは生物(なまもの) / 早押しクイズのツボ

クイズを学ぶ理由とメリット

「クイズって役に立つの?」「クイズプレーヤーってどんなモチベーションで勉強するの?」
そんな疑問への答えを、私なりに4つ考えてみました。

①ゲームとして面白い

面白いということは、何かに取り組む動機としては最強です。
クイズブームといわれる昨今、あちこちの学校や地域にクイズ研究会(クイ研)があり、競技としてクイズを楽しむ人が増えています。
私はクイズ研究会出身ではありませんが、人気アプリ「みんはや(みんなで早押しクイズ)」や、QuizKnockのYouTubeチャンネルなどを通してクイズの奥深さに気付きました。
ゲームやスポーツで出来ることが増えてくると嬉しいのと同じように、最初は解ける問題が少なくても、解ける問題が増えていく過程はシンプルに楽しいです。
クイズは学校の勉強や社会勉強ともつながっているので、やり方によっては、学習効果が高い(苦にせず取り組める)勉強法としても活用できると思います。

②食わず嫌いを無くせる

私が感じる、クイズに強くなることの最大のメリットです。
ほぼ誰にでも、興味や自分との接点が感じられず、情報をシャットアウトしてしまいがちなジャンルがあると思います。
「理系分野に興味が持てない」とか、「政治の話題は避けてしまう」とか。
「そういえば花の名前を全然知らない」とか、「流行りの曲は聴くけど、ヒップホップは苦手だな」とか。
しかし、こういう「食わず嫌い」で損をしている場面は多いはずです。
ふとした理由で新しい趣味に目覚める経験…。
聞いたこともなかった運命の名作との出会い…。
ちょっとした気付きで、興味のなかったニュースが急に重大な事に感じられるポイント…。
人生はそんなことの連続です。
クイズには、学校で習うようなこと以外にも、ほぼあらゆる分野の知識が登場する可能性があるので、未知のジャンルと出会うきっかけがたくさん転がっています。
少し前は呪文のように聞こえた話題が、クイズに触れているうちに、意外と興味を持って聞ける話になっている、なんてことはよくあります。

③コミュニケーションツールになる

物事や言葉にまつわる知識やエピソードをたくさん持っておくと、様々な話題の場面で、知識を人にシェアしながら会話に参加したり、会話を広げたりしやすくなります。
かなりの上級者になれば、会話の中で、みんなの興味をひくような面白クイズを自然に出す、みたいな芸当もできるかもしれません(笑)
もちろん知識量でマウントを取るのはオススメしません。求めていない話を一方的にされたり、自慢されたりするのは普通はイヤなものです。
まずは相手に関心を持つことがコミュニケーションの鉄則。あくまで、相手の気分や興味に沿って、自分のクイズ学習の成果をちょっとだけプレゼントするのがベストですね!

④知のベースとして使える

クイズのメリットというよりは、勉強そのもののメリットですが、一応触れます。
今は、ブラウザで検索すれば必要なことはすぐに調べられる時代。知識をそらで暗唱できること自体は、社会生活上そんなに役に立たなくなっています。
知性というものをもし数値化するなら、単純な知識量よりも、「情報を正確に読み取る力」「本質や解決策を考える姿勢」「人に伝える力」などで測るべきでしょう。
しかし、手持ちの知識は使い方次第で「情報を正確に読み取る力」「本質や解決策を考える姿勢」「人に伝える力」などのベースにもなります。
例えば、何か新しいニュースに出会ったとき、自分の中に引っ掛かりになる関連知識がいくつかあると、「そこから何が言えるか」「そのニュースで誰がどんな影響を受ける可能性があるのか」などの想像力は働きやすくなるでしょう。
既存の知識が、情報を見るレンズのような役割を果たせれば、アナロジー(類推)の力が働き、本質を見抜きやすくなります。
さらにいえば、世の中の情報には「ウソ情報」や「ウソに近い情報」もあります。インターネットにも、勘違い、誇張、すり替え、似非科学、フェイクニュース、差別扇動のデマなど、残念ながら色んなウソが転がっています。
それを見抜くためにも、情報リテラシーのベースとして、引っ掛かりになるような正しい知識をたくさん持っておくのに越したことはありません。

ただしそもそも、クイズ学習の知識がすべて「真実」なのかということにも一定の注意は必要です。
それについては、また別の記事(クイズは生物(なまもの))で触れたので、そちらもぜひ読んでみてください。

inserted by FC2 system